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三重県津市栗真町屋町1577番地
 三重大学 大学院工学研究科・工学部 分子素材工学専攻
  高分子設計化学研究室
研究室紹介 ≫ 機器・装置

研究で使用する分析機器や装置の紹介をします。

注意:
ここに書いてある説明は、多くの人に分かりやすいように簡単に書いてあります。
なので、正確でない部分や、説明不足のところもあります。

赤外分光光度計(FT−IR) :日本分光製
 赤外線領域の光の吸収を測定する装置です。
分子はその固有振動に応じた振動数(波長)の赤外線を吸収します。
その吸収した波長を調べることで分子の持っている構造の一部(官能基など)の情報が得られます。

紫外可視分光光度計(UV−vis) :島津製
紫外線、可視光領域の光の吸収を測定する装置。
金属のイオンや有機化合物の特定の構造(共役二重結合)があるとこの領域の光を吸収します。
吸収スペクトルによって分子の構造や、状態を調べたり、吸収強度(吸光度)によって濃度を知ることができます。
研究室では、主に高分子中の共役構造の状態を調べるのに用います。

ゲル浸透クロマトグラフ装置(GPC) :東ソー、日本分光製
高分子の分子量を測る装置。
高分子の溶液をゲルが詰まったカラム(筒)の中を通します。
カラムを通って高分子が出てくるまでの時間で分子量が分かります。

MALDI−TOF MS :島津製
高分子の分子量を測定できる質量分析計です。
普通の質量分析計では、高分子を測定しようとすると、高分子が壊れてしまいます。
MALDIという手法で測定すると高分子を壊さないで測定ができます。

旋光計 :日本分光製
旋光度を測る装置。
光学活性物質の測定に使います。

DSC:セイコーインスツル製
示差走査熱量分析計。
試料の熱的性質を調べる装置です。
ガラス転移温度や相転移温度が分かります。

TGA:セイコーインスツル製
熱重量分析計。
温度変化に伴う重量の変化を測定する装置。
物質の分解温度などを調べます。

TMA:セイコーインスツル製
熱機械測定装置。
温度を変化させて試料の機械的性質を調べます。

グローブボックス:美和製作所
不活性ガスのアルゴンガスを入れた装置です。
空気中では使えない試薬などは、この装置の中で実験をします。
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